2011年9月3日土曜日

1988 美術家も反戦平和の意思表示を



美術家も反戦平和の意思表示を
山之端一博

反核・平和美術展に出品しながら、果たして自分の作品が平和に役立っているのかと考えると、恥ずかしい思いがする。
 しかし、反核の平和運動は人類滅亡と関連する、地球的規模のものになりつつある。第10回国連軍縮週間の初日に当たる、1024日は、「平和の波」運動の日として、地球的規模のものにしようと、アメリカ・ソ連の平和運動家から今年の原水爆禁止世界大会で提起され、可決された。
 色んな職業の人が色んな方法で運動に参加しつつある。絵かきとして平和美術展に参加することもささやかながら反核の意思表示になるし、平和と美術の関連について考える機会ともなるだろう。
 戦争中に弱い画家達をいぢめたファシズムのことを思うと、断乎として反戦平和の意思表示をすべきだ。


※記述年が1988年について
  「第10回国連軍縮週間」という記述が文中にあり、この文章が1988年に書かれたものではないかと推測する。
  発表された文章かどうか不明。